31)2019.9.22(日)14時~中部公民館
初めての方も来て頂き今日の参加者は9人でした。
フリートークは『依存』についての話題になりました。『依存』とは、《その習慣が生活や人生にダメージを与えているのに止められない状態 》だそうです。SADの方だけでなく、大きなストレスを抱えている方は、何かに『依存』してしまう可能性は高くなると思います。アルコール依存、薬物依存、ギャンブル依存などはよく聞きますし、それ以外の依存でも悩んでいる方はとても多いと思います。
私の場合は食べることに依存して悩んできました。何の依存かによって対処方法は違うとは思いますが、私の依存(摂食障害:過食)の体験から少し書いてみます。
過食行動が出た後は、自己嫌悪に陥って自分を責め続けてしまうし、体調はどんどん悪化していって、ストレスの解消のはずが、結局はストレスを増幅することになっていましたね。。でも理性では止められず、『負の無限ループ』にはまった状態でした。生活の中で、私が抱えられる『不快』のボリュームの限界を超えていたのだと思います。そうなると『快』を求めて、私の場合は食に走ってしまうのですね。過剰な緊張や不安があると『不快』を感じた分だけ『快』を取り込もうとする。この衝動を意思の力でコントロールするのは本当に難しいと実感してきました。
依存行動が出た時、自分をあまり責めないことはとても大切だと最近思います。自分を厳しく責めると余計に『負の無限ループ』にはまり続けます。責めている自分に気づいたら気持ちを切り替えるようにして下さいね…!
では、どうすればこの衝動(依存行動)を止められるのか?ですよね。他の楽しくて健康的な発散方法を見つけられるといいんですよね。でも新しい方法を習慣にまで持っていける人は少ないかも(私もまだ見つかっていません)。自分に厳しいハードルを課している人は、そのハードルを下げることはとても有効だと思います。自分に『過剰な期待』をしなかったら『過剰な不快』は起きにくくなります。つまり、程よく頑張っていける状態を見つけること。そういうことかな…と思います。
32)2019.10.13(日)14時~中部公民館
新しい方も参加して頂き今日の参加は6人でした。
フリートークは印象深い話が多く出て貴重な時間となりました。その中から、気持ちを切り替える方法と、物事を流せるようになった話についての2つをお伝えしたいと思います。
「こうなったらどうしよう」と恐れていることが頭から離れない時はありませんか?私で言うと、自分が緊張する場面を何度も想像してしまい「こうなってしまうのではないか?あぁこうなったらどうしよう」と、最悪の状態を繰り返しイメージし続けてしまうんです。私に限らずSADの方は不安を増大させていく癖を持っている方が多いかもしれません。考えることで対策を立てられるなら有益だけど、不安に囚われ恐れが膨らむだけの思考なら自分のためにストップしたいですよね。でも、囚われている時は切り替えるのが難しいんですよね…
今日参加して頂いた方から「囚われていると感じたら大好きな趣味のことを考える」と話して頂きました。「次はこういうことをしたいな♡」と楽しく思える事なら切り替えが出来るそうです。‘’囚われ‘’に気づき、意識して切り替える方法をご自分で見つけ、日常で実践されている方法なので説得力がありました。楽しくて夢中になれることがあるって力になるんですね…!
2つめは、「自助グループに参加してから、以前は気になって仕方の無かったことが何故か流せるようになった」と話して頂いたことです。「自分に合いそうな自助グループを探して熱心に参加して、たくさんの仲間と出会って話をしたことで、今はその仲間たちに支えて貰っている感覚がある」と。この方がこんな素敵な感覚を得られたのは、この方が勇気を出して多くの方と会って心が触れ合う体験をされたからですね。あまり外出せず頭でっかちになりがちな私には、その方の行動力に憧れ学ぶことが多いな…と思いました。私の文章力で言葉にすると味気なくなってしまいますが、たくさんの人達と悩みについても話をされたことで、自分の悩みを客観的に見れるようになったということかな…と思います。素敵な体験を会でシェアして頂き、本当にありがとうございました*.。.:*
33)2019.11.24(日)13時半~中部公民館
新しい方にも参加して頂き参加者は4人でした。数か月ぶりの方も来て頂き嬉しかったです。
少ない人数でしたので私だけでなく他の方もあまり緊張せず、フリートークの時間もゆったりあっていろいろお話して頂けたように思います。
今回はこちらの場を借りて、会の参加(不参加)の方法をお伝えしたいと思います。
一度参加して頂いた方(希望者)には、開催日前にメールを送信しています。参加の時だけ入力して頂き、不参加の時はスルーしてもらっています。気兼ねや遠慮なく休めるようにという意図でそうしています。(前日の段階で、参加希望者が私を含めて3人以上になれば開催します。)
「続けて参加して下さいね!」と言われると、私なんかは用事があったり疲れて休みたい時も、少し無理して「行かないといけない」と思ってしまって結局しんどく感じて続かないんです。ぼちぼちつながろう会に来られる方は私と似たような方も多いかな…と。だからそういう点で負担にならない会でありたいと思っています。休みたい時は気楽に休めることを大切にしています。細く長く繋がって頂ければと思っています。
えっと・・・これだけ気楽に休めると言った後で何ですが^^; 頻繁に参加して貰えると嬉しいです (笑)
会に多く参加するほど慣れて見えてくることも多いと思いますし、共通の悩みを持つ方を通してご自分の気持ちも整理されていくと思うからです。
無理のないよう長く繋がって頂けたら嬉しいです。
34)2019.12.22(日)13時半~中部公民館
新しい方も来て頂き参加者は6人でした。
10ヵ月ぶりに参加して頂いた方から、たくさんの興味深いお話を伺いました。前回こちらの会に参加した後、たくさんのアクション(自分が「やりたい」と思ったことは自分にちゃんとしてあげる など)を起こされたようで、そうするうちに大きな心境の変化があり、新たな境地に立っておられるご様子でした。再び会に参加して頂いたのは、前回参加したことが良いきっかけと思って頂いているからかな…それなら嬉しいな^^と思いました。長い間深く苦しんでこられたと思いますが、その方のお話とお元気そうなお姿に「人は変われる‼」という刺激をもらいました。今の状態を変えたいならいつもと違うアクションをしよう。特に自分自身が喜ぶことをしよう♪ というお話が印象深かったです。・・・これを書きながら、さて私はどういうアクションをしようか?と考えましたが、、、あれ?自分が何をしたら嬉しいのか思いつかない(汗)『私は何を嬉しいと思うのか?嫌と思うのか?』まずそこですね。自分を幸せにするためにはこういう気づきって本当に大切なんでしょうね。この気づきを言い換えると、自分を客観的に捉えて理解すること。自分を理解するほど『何をすればよいか』がハッキリ見えてくる。こういうことですね… 深い話になりました*
今回が今年最後の開催でしたので、ご挨拶をさせて頂きます。
この会の繋がりは私にとって特別なんです。その気持ちを感謝の気持ちを込めて少しお伝えしたいと思います。
今まで私は、緊張や不安を強く感じるとその状況に耐えられず逃げてしまう自分を「みっともなくて恥ずかしい!」と思ってきました。そのため、できるだけ自分を隠そうとして、人との繋がりを避けて生きてきました。
この会を作ったのは、人を避けてきた結果、耐えられないほどの孤独感にさいなまれたからです。「私と同じような悩みを持って生きている人はいるのかな…いるなら会って話をしてみたい!」という気持ちでした。その時は、こんなに多くの方から連絡を頂き、参加して頂けるとは思ってもみませんでした。
私のように、SADの自分を恥ずかしいと思っている方も少なくないと思うので、SADの会に参加すること自体勇気が要ることだと思います。それに、HPを見ただけの初めての所に参加するのは不安だろうし、何よりSADだったら人前で話すのは苦痛な方が多いと思うので… そういうことを思うと、会に初めて連絡をして頂く際にはかなりの勇気が要ると思うんです。だからご連絡頂くと感動します。
私にとってこの会の繋がりは、「今まで1人ぼっちだと思っていたのに同志がいた!」という感動の繋がりなんです。(勝手に同志だと思ってスミマセン^^;)
自分のために始めた会ですが、「こういう場があるのは有り難い」と多くの方に言って頂けて、そう思って貰えることにも感動します。
皆様、本当にありがとうございます。
来年もよろしくお願いいたします。
35)2020.1.12(日)10時~中部公民館
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
本日は新しい方も来て頂き参加者は7人でした。
久しぶりに参加して頂いた方から、「この会に来ると、しばらくの間 安定した気持ちで会社の人ともラクに過ごせるんですよ」と言って頂きました。そのような嬉しい効果を感じて頂いていること本当に嬉しいです。
今日は、大人になってから発達障害と診断された方からお話を聴くことができました。ここ数年発達障害というワードを頻繁に聞くようになり、私自身も当てはまることが多くて気になっています。発達障害の方は二次障害としてSADになる可能性が高いようです。参加して頂いた方は、自分が生きづらかった原因が全部でないにしろ分かり、診断されて安心した面もあるとおっしゃっていました。子供の頃から「どうして自分はこうなのか?」「周囲はなぜこのような反応をするのか?」と悩んで苦しまれてきたと思います。
生きづらい問題を抱えていて、そのストレスが強い場合、別の病・症状に繋がっていきやすいですね。当会に来て頂く方は、人前に出るのが怖いと思う方が多いですが、そのことが関係して 人を避けてしまう(回避)傾向にある方もとても多いです。そのほか、不安や緊張を感じることが多いため"うつ"になりやすかったり、自律神経のバランスが悪くなり疲れやすくなったり多汗症になったり、体調面でもいろんな不調が出てくることも多いようです。外出が苦痛になってくると “ひきこもり” にもなりやすいですね。私自身の経験を鑑みると、今回挙げたものは関連していると感じています。こうやって考えると、どこからどこまでがSADの症状なのか境界線がわかりませんよね。そういう思いがあり、当会では境界線をあまり設けず「今話したいこと」を話して頂ければと思っています。
36)2020.1.28(火)13時半~はぐくみセンター
今日は初めての方も来て頂き参加者は3人でした。(参加が2人の場合は会の形を成すのが難しいと思うため、開催は3人以上からとしています。参加をお待ちしています!)
今日のフリートーク前半は、SADの症状を無くす(減らす)方法について質問が出て、それについて話をしました。話に上がったのは、薬物治療、自律神経訓練法、マインドフルネス、鍼治療、整体、森田療法、アドラー心理学などさまざま。皆さんあらゆることを試してこられたようでした。この会に来られる方は、「何とか改善したい」と思っていろいろ試してきた方が多いですね。でもなかなか思うような結果が出なくて、「人と話すことがやはり必要なんじゃないか」と思われて参加して頂いているんでしょうね。
フリートークの後半は、新しい試みとして『こころかるた』という質問カードを使ってみました。これが結構楽しめて、共通する気持ちや過去の体験を思わぬところから確認出来たりして盛り上がりました。私だけでなく参加した方から「あっと言う間に時間が来た」と言って頂きました。今日みたいに少人数の時や、フリートークのテーマに困る時に使っていきたいと思います。ふと思ったことですが、「言いっぱなし聞きっぱなし」の話が思いつかない方は、この『こころかるた』の質問に答える形で話して頂くと話しやすいかもしれません。何を話そうか困ったら質問カードをお渡ししますので、よかったら声をかけて下さいね。もちろん聞くだけの参加も大歓迎なので、気楽に参加して下さいね。
37)2020.2.11(祝)13時半~はぐくみセンター
参加者は7人。初めての方も来て頂きました。
今日のフリートークは、主に仕事選びや転職について話をしました。仕事を辞める直接の原因は様々だと思いますが、SAD傾向があると、“恐れと緊張”によって同じ職場で働き続けるのが難しくなってしまうことが多いかもしれません。今回、現実には起きないであろう恐れまで過剰に膨らませてしまう癖の話も出ました。今日の楽しかったことを書いてその効果を感じている話も出ました。恐れを自分自身で膨らませないことはとても大切ですね…!
仕事を辞めるか悩んだとき、「もう少し頑張れば、自分にとって良い点も見つかって続けていけるようになるかもしれないから、少し踏ん張ってみたら」という声や、「自分に合わないと思ったら早く辞めた方がいい」という声が挙がりました。終了後も考えましたが「どちらも本当だな…」と思いました。仕事を続けた場合「あのとき辞めなかったから今の幸せがある、辞めないで良かった」と思うかもしれないし、辞めた場合も「あのとき辞めたから今の幸せを掴めた、辞めて良かった」と思うかもしれません。逆に、どちらを選んでも後悔するという可能性もあります。つまり、その選択した後の自分の行動や思考で、自分の感じる結果は“白にも黒にもなる”ということですね。未来の自分が『良い人生だった』と思える選択って何かなぁ…?結局答えは出ませんね。でも『今の自分は未来の自分に繋がっている』という感覚は大切にしたいな…と思いました。
38)2020.3.22(日)13時半~はぐくみセンター
本日は6人の方に参加して頂きました。コロナウイルスの感染拡大が心配されるなか、会を開いて良いか悩みましたが、可能な対策をして開催させて頂きました。皆さんとまた時間を共有できて本当に嬉しかったです。参加頂きありがとうございました。
今日も通常通り『言いっぱなし聴きっぱなし』の後、フリートークを行いました。フリートークの前半は参加者から質問を出してもらい、後半は『こころかるた』を一人ずつ引いてそれをテーマに話していきました。
今回は『外食』や『職場の人との食事会(飲み会)』といった食事に関するワードが出ました。一緒にご飯を食べて「これ美味しいね~」と言いながら他愛もない話をする時間。リラックスして楽しめる人にはそれは幸せなひと時ですね。でもそのように楽しめない人もいるんですね。私の場合は重症で、誰かと食事をしないといけない状況はかなりの苦痛でした。食事が終わる時には汗びっしょりで心身ともにグッタリ。それほどに怖くて疲れることは「避けたい」と思うのは自然なこと。でも食事をする場面って職場に限らず、人との繋がりにおいて必ずと言っていい程ついてまわります。なので大きな問題なんですよね。。ラクになっていくきっかけや方法はいろいろなのでしょうが、これも自己肯定感が上がっていくと、それと共にラクになっていくのだと思います。私の場合、振り返ってみると、子供のころの食事の記憶(緊張感など)が影響しているように思います。『食事の時間は心地よい時間』という記憶に塗り替えていけたらいいな…と思います。
39)2020.6.14(日)13時半~はぐくみセンター
本日の参加は4人でした。初めての方も来て頂きました。
会場がしっかりしたコロナ対策を実施されていて、おかげさまで安心して過ごすことができました。マスクの装着については、この時期になるとエアコンが付いていても蒸し暑く感じますね。ただ、私の場合、顔を半分覆っている状態は精神的にラクに感じます。私は赤面恐怖や視線恐怖を持っているので特にそうなんでしょうね。
久しぶりの開催でしたが、今日もいつも通りの進行でおこないました。
フリートークの時間は、「怒っている人がいると、自分のせいかもしれないと思ってとても気になってしまう」「職場の人達が集まって笑っていると、もしかしたら自分のことを笑っているのかなと思ってしまう」「気になってしまう時と気にしないで流せる時がある」というような話が出ました。共感する方も少なくないのではないでしょうか。終了の時間が近づき、話す時間があまり取れなかったことがとても悔やまれます。でも、このように『本当に気になっていること』 をテーマに出して貰えるということと、こういうテーマを安心して皆で話ができる時間を持てるということに、とてもありがたい気持ちになりました。久しぶりの会だったため一層そう感じたのかもしれません。
40)2020.6.28(日)14時半~はぐくみセンター
初めての方も来ていただき参加者は5人でした。
「今日参加したのは、明日緊張する場があって、この会に来ると気持ちが落ち着くから」と話してくれた方がいました。そういう言葉をもらうと、会をしている意味があったんだ…と感じて本当に嬉しいです。
会をスタートさせてから、人数は少ないながらも絶え間なく連絡や参加をして頂き、継続して会をやってこれました。でも1度きりの参加の方が多いことが気になってきたんですね。「この会と繋がり続ける意味をあまり感じて貰えていないってことかな…」と思って「会を継続する意味って何なんだろう」とあらためて考えるようになりました。だから先述の「明日緊張する場があるから今日参加した」という話をしてもらって、「そういう会の使い方を見出してもらっているんだ!」と思って嬉しさが溢れました。(私なりの『会と繋がり続けてもらう意味』も見えてきたので、近いうちにHPに掲載させて頂こうと思っています。)
フリートークの時間は、『喧嘩できますか?』というテーマで話しをしました。子供の頃に言いたいことを言って、喧嘩になっても安心できる人間関係があったかどうか、そういう体験が大きく関わっているのでしょうね。自分の気持ちを言えないと人間関係は深まらないし、結局悲しいかな舐められてしまいます。言いたいこと我慢していたら身体にも悪いです。だから私も気持ちを伝えることは意識してやっていこうと思っています。慣れていないから本当に難しいんですが、振り返ってみると、会を始める以前の私よりは伝えられるようになってきた気がします。会で行っている『言いっぱなし聞きっぱなし』は、自分の気持ちを自分で認識して話をする時間なので、たぶんそのおかげです。ありがたいです。