21)2019.3.23(土)10時〜はぐくみセンター
初参加の方も来て頂き参加は5人でした。何度か参加して頂いている方から「ここで気持ちを話すと落ち着く」と言って頂きとても嬉しかったです。『言いっぱなし聞きっぱなし(分かち合い)』のルールから生まれる効果を感じて頂いていると思うと、会をつくって良かった!と思います。
本日の会で印象深かったのは、「雑談が苦手」「和気あいあいとした場面ほど緊張する」という言葉。このテーマでフリートークしました。「人と楽しく話しがしたい」と思っているのに、いつもかなり緊張して疲れてしまい、避けたいと思うようになっている状態ですね。。話をしていくと2つのパターンが見えてきました。自分の中にある「相手と和気あいあいと話をしなきゃ」という意識が強すぎてそうなってしまう場合と、「自分の心の触れられたくない部分に相手が触れて来るかもしれない」という恐れからくる場合です。その関連で見えてきたことですが、「初対面より親しくなるほど緊張する」はどうもSADのあるあるのようです。私だけでないと分かってホッとしました。
原因やパターンが分かってもすぐに変化しないかもしれませんが、深く悩んできたことを「なんだそういうことか…」と単純なことに思えたら、それは自分をラクにしてくれる道に繋がっていくように思います。
22)2019.4.7(日)10時〜中部公民館
参加者は5人でした。今日は複数回参加の方ばかりで、人数も5人で時間に余裕があり、『言いっぱなし聞きっぱなし(分かち合い)』もゆったりムードだったように思います。
フリートークは、生活の中で気になってしまうことや、薬の副作用の話をしました。
お薬は、自分に合うものが見つかれば ‘’心のお守り‘’ になってくれて本当に助かるものだと思います。でも、人によっては自分に合う薬を探し当てるまでは大変な場合がありますね。薬の副作用がどのように出るかは、自分の身体をもってしか分からないですから。それに、合うお薬が見つかっても長期服用すると効果が無くなったり、体への害が大きくなると聞きます。ということは、長い間 ‘’心のお守り‘’ だったお薬も手放さないといけない時期がいつかは来るということ。慣れ親しんだ薬から離れる時も大変です。薬による恩恵はリスクと隣り合わせですね。。
23)2019.4.21(日)10時〜はぐくみセンター
参加者は7人。初めて参加の方もいらして頂きました。初参加の方から「仕事の都合でずっと来れなかったけど以前からHPを読んでいた」と言って頂き本当に嬉しい気持ちになりました。また別の方は「すでに会に参加しているメンバーから聞いて参加した」ということで、今日は大げさかもしれませんが会の存在意義を感じさせてもらいました。目に見えないところでこの会を知って頂いているんだな…と。皆さんそれぞれの人生のストーリーがあり、タイミングが合って(合わせて頂いて)参加して頂いているんだな…と。貴重な時間を割いて参加頂くことの重みを感じました。感謝.。.:*
本日のフリートークは、「愛してくれる(恋人などの)存在ができたら自己肯定感が上がったりして自分は変化する?」「結婚している方はどのように感じているか?」という興味深いテーマ(質問)を出して頂きました。「自分を丸ごと愛してくれる人がいる」と実感できたら自己肯定感は上がるでしょうね^^ 例えば、その関係が共依存である場合はその期間は短いかもしれません。でも、安定した幸福感を得られるよう2人で努力していけたらすごいことだし素晴らしいなと思います。その関係が続いても別れても後で振り返って「出会えて良かった」と心から思えたら全てOKですね。自分の気持ちをそう思えるようにしていけるのは自分だけ。自分次第ですね(汗)。今日は会場を長めに使用できたおかげでフリートークの時間を少しゆったりとれて良かったです。
24)2019.5.5(日)13時〜はぐくみセンター
本日は初めての午後開催でした。参加者は7人。初参加の方もいらして頂きました。
今日は会のメインに行っている『言いっぱなし聞きっぱなし』について少し書いてみようと思います。
なかなか普段言えないような気持ちを話してみること、そしてそれをただ聴いてもらうことです。対話や会話とは違います。
上手に話すことが目的では全く無く、自分の気持ちに気づくこと、そしてその気持ちを自分自身で受け止めるために行っています。
SAD周辺の悩みを抱える方は、相手の言動や態度を敏感にキャッチして気にしてしまう度合いが高いように思います。私自身そうなのですが、会話や対話をすることで元気になる時もあるけれど、相手の何げない言葉に傷ついて「何でそんなこと言うのかな…」と悲しくなったり怒りになったり、自己否定の材料になったり…。そういうマイナスの反応が頻繁に出てしまうのは、低い自己肯定感が原因なのだと、私もようやく分かってきました。そういう人にとって対話や会話は、(極端な言い方になりますが)負の感情に振り回され自己肯定感をより低下させるきっかけに溢れていると言えます。
あらゆる生きづらさの解消の鍵は、今まで否定してきた自分の部分も受け入れ肯定感を高めていくことだと思います。
でも、自己肯定感がかなり低くなってしまっている場合、自己肯定感を高めていくのは本当に難しいんですよね…。どうしたら培っていけるのか?と思った時、『言いっぱなし聞きっぱなし』の方法はぴったりだと思いました。
会の空間が安全な場だと感じられると、奥底にある気持ちを出しやすくなっていくと思います。自分のいろんな気持ちを認め、口に出していく行為そのものが自己肯定に繋がっていくように感じています。
それと、自分が話をした後、聴いてくれた人達に肯定して貰えたような感覚(これは錯覚かもしれませんが錯覚でもいいのです)を得られる時もあります。
こういう体験を重ねていくことで、次第に自己肯定感が高まり→今までより緊張しなくなったり、素直な自分の気持ちを適切に相手に伝えられるようになったりして→人との繋がりもラクになっていくんじゃないかな…と思っています。
今回は『言いっぱなし(話す側)』の良さについて書きましたが、機会があれば『聞きっぱなし(聞く側)』の良さもぜひお伝えしたいと思います。
最後に、会に参加したとき、緊張して話すのが無理だと思ったら話さなくても構いません。無理し過ぎると逆効果になることもあるんじゃないかな…と思います。
追記:「自己肯定感を高める」となると、「頑張って何かを出来るようにならないといけない」と感じるかもしれません。でも、「〇〇ができるようになり(誰かに)認められた」といった自己肯定感を目指すよりも、「欠点だらけの自分も何だか愛おしい」と思える自己肯定感の方が気持ちが安定して生きやすくなりそうだな…と思います。
「〇〇ができるようになり(誰かに)認められた」といった自己肯定感は、条件付きの自己肯定感と言えると思います。そういう肯定感を得ることももちろん素敵なこと。でも、その条件が無くなったらドーンと不安に陥ってしまいます。だから、「欠点だらけの自分も何だか愛おしい」と思える自己肯定感を増やしていけたら最強だな…!と思っています。
25)2019.5.26(日)10時〜はぐくみセンター
本日の参加者は初めての方も含めて7人でした。
今日も心の奥にある気持ちを話して頂いたな…と感じます。《人に対しての不安・緊張》という共通する悩みを持っている人ばかりだと思うとやっぱり話しやすいですね。本当に話したいことについて話しができるという喜びを毎回いただいています。参加して頂いた皆さんもそうだと嬉しいです。
今日印象に残った言葉は、【視線の置き場がわからなくなる】【挙動不審になってしまい相手からどう見られているのかと思って不安になる】でした。私も本当に日々感じていることです。
【視線の置き場がわからなくなる】について。「相手の目を見なかったら失礼だったり変に思われるだろうから、時々は勇気を出して視線を合わせて話さなくちゃ」というような思考が私の頭をずっと廻ってしまい、話の内容が殆ど頭に入っていない時が多々あります。その状態が続くとそれだけでヘトヘトに疲れてしまいます。
【挙動不審になってしまい相手からどう見られているのかと思って不安になる】については、例えば相手に「私、変だった?」と尋ねて「気にならなかったよ」と答えて貰ったとしても、その言葉を自分が素直に信じられるか?と想像してみると、私の場合は、素直に信じられないだろうな…と。「変だったと言ったら失礼だと思ってフォローする言葉を言ってくれているだけで本心は変だと思ったに違いない」と思ってしまうだろうな…と。結局私は「変な奴だと思われた」という結論を出すのだと思います。つまり、《自分が自分をどう思っているか?》ということに尽きるのだと思います。じゃ、どうしたらこの不安から抜け出せるのか?と考えると、やはり自己肯定感を培っていくことなんだろうと思います。
今の私が心掛けているのは、とりあえず《今の自分をねぎらう》ということです。「すっごく疲れたなぁ… 結果はイマイチだったかもしれないけれど私はよくやった。精一杯やった。とりあえずOK 」と。相手に対して失礼が無いようにという気持ちが在り過ぎて挙動不審になった場合は、結果はどうあれ、そういう心掛けをしている自分を「あれ?素敵なんじゃないの?」と気づいて認めてあげましょう(笑)
エラそうに書いてしまいましたが、私もまだまだ実験中で日々模索しています。
26)2019.6.9(日)10時〜はぐくみセンター
本日の参加者は初めての方を含め6人でした。他府県から参加して頂くことも多くとても嬉しいです。
前々回、『言いっぱなし(話す側)』の良さをここで書かせて頂いたので、今日は、私の感じている『聞きっぱなし(聞く側)』の良さを書いてみたいと思います。
参加者それぞれ症状や苦手な場面は違いますが、人に対して不安や緊張が強いという共通の部分があるため、参加者の話を聞いていると「似た経験を私もしている!」と思うことが多いです。同じ様な体験をしてショックを受け、そこからどう努力してきたか、そして今どういう気持ちでいるか、などの話を聞くと、「こんな風に苦しんできたのは自分だけではないんだな…」と思います。話を聞いて自分の悩みが消えるわけではないのだけれど、「こういう気持ちを持つことは変なことや悪いことじゃないんだ」という実感が湧いてきます。こういう感覚を得るとこれも自己肯定感に繋がっていくように思います。
自分と似た症状の方のお話を、本やネットで読むのも参考になり勇気づけられることも多いですが、実際その人を目の前にして聞くその人の言葉は、やはり力があると感じています。
27)2019.6.23(日)13時半〜中部公民館
参加者は初めての方を含めて9人でした。久しぶりに参加して頂いた方もいて嬉しかったです。
今回の参加人数は今までで一番多くなりました。私の話で恐縮ですが、やはり「人が多い」と思うと反射的に緊張します。主催者の立場としてはちょっと変な内容かもしれませんが、この会を長く続けていきたいと思っているので、正直に伝えさせて頂こうと思います。
今回「参加者が増えて私がパニックになったらどうしよう」という不安と緊張がよぎりました。今回の会のフリートークで、どのくらいの人数なら話しやすいか?とお尋ねしたら、「何人でも平気」という方も数名いらっしゃいましたが、「4~5人」や「10人まで」という方も多くいらっしゃいました。私もその1人です。「この日参加したい」と思った方が10名を超える時があれば、本当に嬉しいし、全員の方に来て頂きたい気持ちは強くあります。でも一方で、やはり不安や恐れも湧いてくるんですね…。そこで、10人を超えることがある場合は、参加人数の制限をさせて頂こうかなと思いました。今の私は、無理しないで出来ることを続けていって、少しずつ慣れていけたらいいなと思います。10名を超えることは実際殆ど無いと思いますが、もしあればご理解頂けますようよろしくお願い致します。・・・ここで思いましたが、私、まだ起こっていない先のことを心配していますね。SADのあるあるですね(苦笑)
それと、参加者からフリートークについてご提案を頂きました。今までは参加者全員で机を囲んで行っていましたが、「もう少し人数が少ないと話しやすい」という声があり、今後参加者が多めの時は、何人かずつに分かれてのフリートークも試してみようと思いました。有意義な時間になるよう良い方法を探っていきたいと思います。
28)2019.7.7(日)10時〜中部公民館
参加者は初めての方を含め5人でした。
前回、定員を10名にしようと思っていると書きましたが、10人を超えることはまずありませんので^^; 皆さん参加して下さいね・・・!心よりお待ちしています*
さて、今日のフリートークは、『職場の雑談が苦手』というのと『大声を出せない』という悩みが出ました。
雑談が苦手という話は以前も出ましたね。全く興味の無い話や知らない話で盛り上がっていると、居場所が無い感じがして辛いときありますね。。でも自分以外の人皆が楽しそうに見える時も、その中には楽しくない人 (無理して頑張って合わせている人) も居るかもしれません。そう思うと見た目だけでは分からなくて、雑談を苦手に思う人は結構いるのかもしれませんね。
大声を出さないといけない場面で大声を出せなくて困っているという悩みについては、「大声で話さなきゃ」と思うと喉が固まった感じになってかえって出なくなったり、また、今まで大声をあまり出してこなかったため実際そういう筋力が付いていなくて出ない というようなことがあるように思います (精神面と肉体面)。ガヤガヤしている場所で話をしなくてはならないとかなり疲れますね…私なんかはその場所に居るだけで疲れてしまいます。大声を出すのに慣れるために「“ひとりカラオケ”に行こうかな」とおっしゃっている方がいましたが、ホントにそれはいいアイデアだと思います!
29)2019.8.4(日)14時〜中部公民館
参加者は初めての方を含めて6人でした。かなりの暑さの中参加して頂き感謝いたします。
今回は、初の試みとして音楽を流しながら会をおこないました。以前、会に参加して頂いた方に「静かすぎて緊張したので音楽があったら話しやすいと思った」という声を頂いたことがありました。その方お一人でなくその後もそういう方がいらっしゃって、「沈黙が苦手な方は結構いらっしゃるんだ」と思うようになりました。で、今回音楽を流しながら会をおこなったところ問題無く馴染んでいたように思うので、(会場の機材をお借りできる時に限りますが)音楽を流せる準備はしていこうと思います。
話は変わって、『言いっぱなし聞きっぱなし』の1人の話す時間について少しお話しますね。最近は7分くらいに設定することが多いです。話して頂けると他の参加者のためにもなりますし、チャレンジした体験は自分を肯定する体験になっていくと思うので話して頂けたら嬉しいです。「そんなに話せないよ」と思う方も心配いりません。短くても「終わります」と言って頂いたらそこで終了としますし、話す前に緊張して無理だと思ったら「パスします」と言って頂いたら話さなくてもいいので安心して下さいね。
このHPを読んで会に興味を持って頂いている方の中には、「話せるかな… ハードルが高いな」と思う方も結構いらっしゃると思います(私がHPを読んで会に参加しようか迷っている立場だったら、「ムリだわ…」と思う可能性は大です^^; )。私は、聞くだけの参加も有意義な体験になると本当に思っています。ので、そういう方も気兼ねなく参加して頂きたいと思っています。自分と共通の悩みを持つ方と実際会ってその方の悩みを聞くという体験は、とりわけ今まで1人で深く悩んでこられた方にとって大きな力になるように思います。
私がこの《直接会って話を聞く》という体験で得てきたのはどんなことだろう?・・・「悩み、落ち込み、もがきながら生きる姿は格好悪くない」というような感覚かな…と思います。この感覚は、私を土台のところで救ってくれているように思います。
30)2019.8.18(日)10時半~はぐくみセンター
初めての方もいらして頂き参加者は7人でした。
今日の『言いっぱなし聞きっぱなし』では、数人の方から《社交不安》を抱えながら仕事をする悩みやストレス・課題についての話が出ました。人と全く関わらない仕事って無いですもんね… 接客業でなくても職場の人間関係がありますし、そう考えると仕事は人との関係を構築していく場であると言えるのでしょうね。
社交不安障害(SAD)を抱えている私のような者からすると、働くということは《自分の抱えている社交不安との闘い》と言えます。とても難しいと感じます。でも、人と関わるのが苦手だと思ってきたからこそ「人と関わって喜びを感じたい」という気持ちも強くあるんですね…
当会で、仕事の話でよく話されるのが、同じところで長く働き続けられないという悩みです。「職場に馴染んでちゃんと働きたい」「周りに迷惑をかけないようにがんばらなきゃ」という思いから、元から対人緊張や不安があって無理しているところに、過剰な気遣いが増えていき、緊張や不安も高まり、疲労が溜まり限界が来るのですね。。
ここで疲労を軽減する当たり前のことを2つ書かせてもらいます。当たり前過ぎて笑われそうですけど私は全然できていなくて;最近心掛けていることです。▶疲れている時は休むこと。SADの方は緊張する場面が多いため、疲れやすくて悩んでいる方も多いと思います。周囲の人と比べて「私はどうしてこんなに疲れるのだろう?」⇒「私は怠け者なのかな…」という気持ちになって、休息をとることに引け目や負い目を感じている方もいるかもしれません。でも、それだけ神経を遣っているので休息する時間が必要なのです。疲れていると理解力も判断力も鈍り、思考がブルーになって不安がより増しやすいですね。だから十分に休むことを自分に許してあげましょう。▶自分を責めるクセがあると、より一層疲れやすくなります。ことあるごとに「自分はダメな人間だ」などと自分で自分を傷つけ追い込んでいませんか?このクセがあると疲れるだけでなく、自信もどんどん無くなってしまいます。だから思うように出来なかった時も、自分に労りの言葉をかけましょう。自分に優しくなりましょうね…!